なぜリバウンドしてしまうのか?
こんにちは
パーソナルトレーナーのまさきです❗️
これまで、カロリーは肥満とは関係性がないことや肥満はホルモンによって引き起こされることだとお話ししてきました。
一度は経験をしたことがある「リバウンド」についてお話しします。。
「リバウンド」と言えばダイエットで体重が落ちて、その後元の体重よりも多く戻ってしまうといった捉え方だと思います。
では、リバウンドはどのような仕組みで起きるのでしょうか?
知ってるという方は意外と少ないかなと思います。
🔵「リバウンド」は意志の弱さとは関係ない🔵
前回、摂取カロリーを減らすと消費カロリーも減るとお話しをしました。
例えば、ダイエットを始める際に食事制限で摂取カロリーを減らしたとします。
最初の頃は体重は落ちていきますが、体は摂取カロリーに合わせようと消費カロリーを抑えようとしてきます。
そうなれば、体重は停滞し、そのうちめまいや倦怠感、寒がり、常に空腹感などが起こってきます。
そして、徐々に体重は元に戻っていき摂取カロリーもダイエット前に戻っていきあっという間に以前より体重が増えてしまう。
これが、いわゆる「リバウンド」の流れになります。
周りからは、意志の弱さが原因だと言われることが多いかなと思います。
しかし、「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」があるため元に戻ろうと働いてしまうことは当たり前のことなのです。
🔵食べた量以上に脂肪は燃えない🔵
例えば、発電所で毎日2000トンの石炭を燃やしていたとします。
突然、1500トンしか調達できなくなった時に、今まで通り2000トンを燃やし続けようとすればすぐに石炭がなくなり電気が使えなくなってしまいます。
となれば、それに合わせて燃やす量も減らして省エネで使い動かし続けなくてはいけません。
これは人の体でも同じことが言えて、摂取カロリー(石炭)を減らせば、
それに合わせて消費カロリー(発電)を減らして使わなければ、枯渇して体は動けなくなってしまいます。
ということは、生命の維持の方を優先して使われるため、
脂肪を燃やすためのエネルギーに割く量が減ってしまいます。
なので、食事量を減らしても体重が減り続けることはありません。
むしろ、徐々に太ってしまいます。
🔵満腹ホルモンの出が悪くなる🔵
体は日々変わりゆく環境の変化を最小限に抑えるために調節機能を使って、元の状態に戻ろうとします。体重に関しても先ほどお話ししたように同じことが言えます。
摂取カロリーが減ると、体では2つの大きな適応作用が起こります。
- 総消費量の大幅な減少
- 空腹感を刺激するホルモン信号が出される
2011年の実験では、500キロカロリー削減された食事をしたところ、平均13.5キロ体重が減少しました。
次にその体重を維持するために1日30分の運動とGI値の低い食事をとることを行いました。
結果として体重は半分だけですが元に戻りました。
ここで判明したことが、グレリン(食欲を増進させるホルモン)などの様々なホルモンの値が分析されました。
体重が減ったことによってグレリンの分泌量は大幅に増加し、1年経っても通常レベルよりも分泌量が多いことが分かりました。
さらに、満腹感を与えるホルモンが実験前よりも分泌量が低かったことも分かっています。
つまり、満腹感を感じづらくなり食欲が増している状態に体がなってしまっていることになります。
カロリー制限のダイエットは効果がなく、逆に太りやすくしてしまうことがわかりました。
また、カロリー制限によりめまいや倦怠感などの影響まで引き起こしてしまうため、正直良いことはありません。
こういった健康に関する情報はたくさん出ており、著名人などが〇〇ダイエットは効果抜群などと発言することで一気に広まります。
今回のようにカロリー制限などの間違った知識が広まってしまっているのが現状です。
私は、実験をしたことはありませんが、今までの実験の結果では実際に人を対象にした実験の結果しか信用しないようにしています。
なので、今回の内容の参考にした「太らないカラダ」という本を書いた
ジェイソン・ファンさんは私と同じように人を対象にした実験しか信用していない医師になるので皆さんにも知って欲しくてお話しさせて頂いています。
引き締まったりバルクアップしてかっこいい美しい体になったとしても不健康ではすごく勿体無いことです。
正しい知識で健康的に理想の体型になり、歳を重ねていっても病院通いにならなくていい体を手に入れていきましょう‼️
参考にしている本になります。
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最後まで見て頂きありがとうございました。
次回はこちらです。
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